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朝木直子(草の根市民クラブ)議員提出議案第4号 議会基本条例改定討論

 12月定例会初日本会議での「一人会派を認めない」という内容の議員提出議案(議会基本条例改正)に対する私の反対討論全文を掲載します。

 この討論をしたところ、議場は大騒ぎとなり、「品位がない」「議会への侮辱だ」「発言取り消しだ」「不穏当発言だ」などと与党(自民、公明、佐藤まさたか各議員)はヤジを飛ばし、議長もこれを受けて、議会を中断しました。

 

 結果は、22日に「秘密会」(傍聴は議員も一切NG、会議録は非公開、出席者は会議の内容を漏らしたら懲罰対象となる)という会議で、私の発言を削除するかどうかを議論したそうですが、議長が18日の本会議で「朝木議員の発言を削除する」と発言したので、削除が決まったようです。

しかしながら、私の、どの部分がそういう理由で削除されたのか、全くわからない。

 

 私の討論の一体どこが「品位がない」「不穏当だ」と言われるのか、全くわかりません。よって、全文を公開します。

 

 

草の根市民クラブ 討論 

 

 反対討論します。 

まず、本議案の契機となった2陳情第14号については非常に特異な事情で提出され、この一連の流れの本質がどういうことであったのかをしっかりと記録に残すために、あえて歯に衣着せずに、以下の経緯を述べておきます。

 

この改正案の契機となった「一人会派を認めるな」という内容の陳情が提出されたのは、本年5月に立憲民主党の新人議員である藤田まさみ議員が、同じ立憲民主党の上町議員と共に所属していた4人会派「つなごう立憲ネット」から離脱し、一人会派を結成した日の翌営業日です。

提出者は、前回の選挙で立憲民主党の藤田議員と上町議員が当選した一方で、同じ党から立候補したものの落選した奥谷浩一・元議員です。この提出者は、改選前には現在「つなごう立憲ネット」所属の上町弓子議員と二人で立憲民主党会派を組み、公費を使って二人きりで年に何回も泊りがけの視察旅行に出かけ、また、非常に親しくしている姿を多くの議員が目撃しているなど、二人が非常に親しい関係であることは議会関係者全員周知の事実であります。

この二人の関係を前提に、陳情提出のタイミングや一市民である提出者に何ら利益のあるものではない内容であることから、多くの議員は「私怨による藤田まさみ議員をターゲットにしたいじめが目的ではないか」という強い疑義を持ち、陰では批判していた事実を私自身確認しております。しかし結局は「一人会派つぶし」の当該陳情はしっかりと採択されました。普段いじめをなくそうと言っている議員たちの本質が明らかになった事案といえます。

 

  以上の経過の中での陳情採択を奇貨として提出された本議案ですが、多様性を認めていこうという時代に、少数派を排除し多数派の利益を優先し、議会運営を支配していこうという、時代に逆行する条例案であり、到底容認できません。

 

 草の根市民クラブは、これまでも、この議会基本条例自体、議会の実態とかけ離れた内容の条例であり、この議会基本条例を市民に標榜すること自体が、市民を欺くものであるとして、反対の立場で関わってきました。

現に、本条例で「開かれた議会」「議員間の自由な討議」を標榜しながら、今回の議会基本条例の検証から改正案提案までのプロセスは、市民の傍聴を排除し、記録も残さず、当事者である少数会派の議員には発言の機会を与えず、会議の日程すら知らされない中で進められ、また、改選前までは、議会基本条例の改廃は議会運営委員会で、意見集約がまとまった場合のみできるという申し合わせがあったが、明文化されていないことを奇貨として、今回は多数決で条例の変更を強行するはこびとなった。

このことをもって、今後は、この議会基本条例は多数派の政治的都合で自由に変更できることとなり、今後は憲法上の「良心の自由」までもが侵害されかねない議会運営となっていくこととなり、東村山市議会は歴史に逆行する動きとなった。

 

草の根市民クラブは、今後もこの条例を強く批判する立場をこれまで以上に強固なものとすることを表明し、反対の討論といたします。

 

 

以上が、私の反対討論ですが、終わった後に、公明党の議員からは「上町さんには子どももいるのにあんなことを言ってはいけない」と言われました。他のある議員も「家族がいるんだから、陰口はともかく、公の場で言ってはいけない」などとも言われました。

 

「二人きりで泊りがけの視察旅行」の部分を指しているようですが、なぜ公にしてはいけないのでしょうか?? 二人で視察に行っている事実は上町議員も隠していませんし、家族だって「泊りがけ」で出掛けていることを知らないはずはありません。ある方から「公費を使って不倫旅行をしたのではと誤解されるのでは」と言われましたが、誤解されたくなければ、当事者が釈明するべきことです。家族がいようがいまいが、議員であれば、公費を使っての行動は常に市民から監視され、疑義があれば説明責任があるのは当然のことです。

 

念のため、私は陳情の提出者が上町議員と非常に親しい間柄の前議員であって、決して「一般市民」ではないことを伝えるためにあえて公表しただけであって、「不倫だ」とか「けしからん」とか一言も言っていません。あくまでも、公費で公人がとった行動に言及しただけです。

ちなみに議場で「品位がない」と騒いでいた議員の大半は、陰ではこの二人に関して、聞くに耐えない悪口や噂話をしていた方たちでしたね。品位がないのはどちらですか。

 

議会で議員たちが騒いだ理由は、おそらく、こういうことを契機に、市民から「政務活動費」についての批判が出るのが嫌だからだと思います。

東村山市議会では、コロナ禍の中、「議員報酬と政務活動費に関する調査特別委員会」なるものを精力的に開催し、いかに東村山市議会の報酬が少ないか、政務活動費が少ないか、という議論(私にはそうとしか聞こえなかった 笑)をしています。私の発言が不穏当だの品位がないだの大騒ぎしていた佐藤まさたか議員の会派・つなごう立憲ネット(佐藤まさたか、白石えつ子、上町弓子各議員)は政務活動費を増額して欲しいと要望を出している会派ですから、私の発言が気に障ったのでしょう。

 

今回の件については、藤田議員へのいじめなど、書きたいことはたくさんあるのですが、とりあえず、朝日新聞(12月22日多摩版)で「議場は騒然」と書いてあった、原因の「反対討論」を公開しました。