削除された私の反対討論

12月議会における議員提出議案に対する私の反対討論について、削除された部分が判明しましたので、お知らせします。

以下の赤下線部分が削除された部分です。

「草の根市民クラブ 討論 

反対討論します。 

まず、本議案の契機となった2陳情第14号については非常に特異な事情で提出され、この一連の流れの本質がどういうことであったのかをしっかりと記録に残すために、あえて歯に衣着せずに、以下の経緯を述べておきます。

この改正案の契機となった「一人会派を認めるな」という内容の陳情が提出されたのは、本年5月に立憲民主党の新人議員である藤田まさみ議員が、同じ立憲民主党の上町議員と共に所属していた4人会派「つなごう立憲ネット」から離脱し、一人会派を結成した日の翌営業日です。

提出者は、前回の選挙で立憲民主党の藤田議員と上町議員が当選した一方で、同じ党から立候補したものの落選した奥谷浩一・元議員です。
この提出者は、改選前には現在「つなごう立憲ネット」所属の上町弓子議員と二人で立憲民主党会派を組み、公費を使って二人きりで年に何回も泊りがけの視察旅行に出かけ、また、非常に親しくしている姿を多くの議員が目撃しているなど、二人が非常に親しい関係であることは議会関係者全員周知の事実であります。

この二人の関係を前提に、陳情提出のタイミングや一市民である提出者に何ら利益のあるものではない内容であることから、多くの議員は「私怨による藤田まさみ議員をターゲットにしたいじめが目的ではないか」という強い疑義を持ち、陰では批判していた事実を私自身も確認しております。
しかし結局は「一人会派つぶし」の当該陳情はしっかりと採択されました。
普段いじめをなくそうと言っている議員たちの本質が明らかになった事案といえます。

以上の経過の中での陳情採択を奇貨として提出された本議案ですが、多様性を認めていこうという時代に、少数派を排除し多数派の利益を優先し、議会運営を支配していこうという、時代に逆行する条例案であり、到底容認できません。

草の根市民クラブは、これまでも、この議会基本条例自体、議会の実態とかけ離れた内容の条例であり、この議会基本条例を市民に標榜すること自体が、市民を欺くものであるとして、反対の立場で関わってきました。

現に、本条例で「開かれた議会」「議員間の自由な討議」を標榜しながら、今回の議会基本条例の検証から改正案提案までのプロセスは、市民の傍聴を排除し、記録も残さず、当事者である少数会派の議員には発言の機会を与えず、会議の日程すら知らされない中で進められ、また、改選前までは、議会基本条例の改廃は議会運営委員会で、意見集約がまとまった場合のみできるという申し合わせがあったが、明文化されていないことを奇貨として、今回は多数決で条例の変更を強行するはこびとなった。

このことをもって、今後は、この議会基本条例は多数派の政治的都合で自由に変更できることとなり、今後は憲法上の「良心の自由」までもが侵害されかねない議会運営となっていくこととなり、東村山市議会は歴史に逆行する動きとなった。

草の根市民クラブは、今後もこの条例を強く批判する立場をこれまで以状に強固なものとすることを表明し、反対の討論といたします。」

初めの削除部分、陳情提出者の氏名「奥谷浩一」については、なぜ削除したのか全く謎です。
彼は前議員ですし、陳情の提出者は議会のHPに氏名が公表されています。
議会基本条例第4条第1項等の改正を求める陳情/東村山市 (city.higashimurayama.tokyo.jp)

HPに公表されている氏名をなぜ削除するのか、説明すらありません。

ふたつめの削除部分、「議会関係者全員周知の事実です。
これもなぜ削除したのかわかりません・・・「全員」かどうかわからんじゃないか、と言う意味でしょうか。

しかし、当事者の上町議員は彼女の一般質問等で、奥谷議員と視察に行った話は何回か発言していますし、改選後にもそんな発言がありました。
また具体的なことを書くのは控えますが、二人が大変親しいというのは、少なくとも全員知っている、と私は確信しています。
そもそも、全員かどうかわからないから「削除」、などということ自体あり得ない。

これら発言削除については、議会運営委員協議会(市民の傍聴不可)のみならず、「秘密会」(傍聴排除、会議録閲覧不可、出席した議員は内容を絶対に漏らしてはいけない、というルールの会議)まで開催し、私の発言削除が決まったようです。

そして議員たちが大騒ぎしていた視察旅行のくだりは、結局削除していません。

議員が公費で出掛けた視察のことですから、事実である以上、削除できるわけはありません。
「家族がいるのに・・」などと言っている議員は、議員が「公人」であることを知らないのでしょうか。

奥谷・上町議員の4年間の行動については、「非常に親しい」というのは政務活動費の記録や、お二人のSNSを見れば一目瞭然。
また議員や市民は町中で、お二人の姿を目にしているでしょう。
「二人が非常に親しい関係」という言葉について、勝手にそれを「不倫」だとか「親密な交際」だとかに勝手に置き換えてSNSで発信している方がいます。
読んだ方がどう理解するかは自由ですが、私の発言は「非常に親しい」という以上でも以下でもありません。